シンガポールEP取得方法(EPエンプロイメントパスの流れ)

ワタシの勤務している会社(日系企業の子会社)は、日本人駐在員がワタシ1人です。

以前は本社も気合が入っていて日本人を3人投入していましたが・・・。色んな事があり(人間関係、好き嫌い、音信不通、偏った評価、不平等などなどなどなどなど・・・あり過ぎて書ききれません、スミマセン)、最終的には誰の意向(海外役員?)か不明ですが、いつの事やら1名体制にしたらしいです。

その部分は知る由もないのですが、ご丁寧に色んな方から、尾ひれ背ひれがついた話を伺いました(何の意味もない話ですが)。

妻の少ないながらの駐妻ネットワークからの話を聞くと、駐在員がたくさん会社にいれば、それはそれで・・・って事は、どこも一緒って感じでなんですかね~)。

 

シンガポールでの生活を始めたのは4月ですが、会社立て直しの意向が強く、あまり色んな余計な情報を入れ過ぎないようにと思い、会社の売上推移・経営状況の数字のみのインプットをして来星しました。

引継ぎの件も、ちょっと前任者には物足りなかった様ですが、銀行関係のお金回りの事だけに留め、本当に「ゼロスタート(実際はマイナススタート)」するつもりでした。

いざシンガポールでの仕事をスタートしてみると、上記の様な色んな事象があった事をシンガポーリアン、マレーシアンから聞かされ・・・(もちろん、半分ぐらいは信じ、半分は自分の目で確かめようと思いましたが)。まあ、いずれにせよローカル社員と一緒になって会社を変えていかなくてはならないなぁ~と痛感させられたのでした。

 

今回は、EP取得に向けたファーストステップの話です。

他の海外子会社は組織がしっかりしているケースが殆どなんですが、たまたま縁のあったシンガポールの子会社は・・・って感じで、色んな事を自分で直に経験せざるをえず、まぁ良い経験になったかなぁ~と今は考えています。本来の仕事に集中するという面では、全くする必要のない良い経験だったのかもしれませんが。

今後、同じような経験をされる可能性を抱えたヒトの参考のため、あとは自分が帰任する時の後任へのシッカリした引継ぎのためにも、少しずつ書き留めていきます。

そして、ワタシの場合は、子供の通学(ジャパ中と言われる、日本人中学校)を開始させるに当たって、ターゲットとなる日程を設けていたので、EPそしてDPが早急に必要でした。

 

EPがなければ、何もできないというのは言い過ぎかもしれませんが、EPがあれば何でも実行に移せていけます。まずはEP取得に向けたIPA(In Princple Approval)レター取得(EPの仮承認)が当面の目標になるかと思います。「ポチッ」の後に通常は3週間ほどで届くはずですので。

【EP取得のための必要書類】 

1:パスポートコピー(顔写真見開きページ)

(ルールがあります、【とっても大事です】、鮮明さとフルサイズページスキャン)

2:卒業証明書(英文のもの)

準備するモノは、いたって簡単です。大学卒業証明書がコンビニのコピー機(出力サービス)で出来てしまう事を今回初めて知り、助かりました(やっぱり、日本は便利ですね)。

 

EPはエージェントを介しての申請が必要なので、「エージェント選び」が重要です。

金額の条件はさまざま・・・。

ワタシのEPは、前任者が昔から現地で付き合いがあるという理由で、とある「日本人エージェント」にお願いをされていましたが、「・・・・」言うのがワタシのそのエージェントに対する評価です(結局、詳細までフローを理解していないエージェントだったという事になるのかと)。

「安かろう悪かろう」の質で良い時と、その質では困る時がありますので、時と場合ですが、ご注意下さい!今回は、一刻も早く家族DP取得を目指していたというのが、前提でありましたから。

「本当に大丈夫なの?」というというようなコト、信頼できない出来事がいくつか発生してしまったので、DP(家族の帯同時に必要、ディペンデントパス)申請時には、他のローカルエージェント(地元で名の通った監査、秘書会社)に切り替えました。DP取得に関しては、スムーズに進められたので、ホッとしていますが、そのローカルの料金は、「とある日本人エージェント」の3倍のお値段(1人当たり)でした。

 

今はEP取得に時間がかかるらしく、資格登録されたエージェントが全てを代行する(直接個人・法人は申請できないと聞きました)仕組みです。書類を整えて、エージェントがオンラインで「ポチッ」と申請してから、3週間以上を要すると聞いていました(実際は、最初のポチッから5週間弱を要しました)。

ワタシの申請をした3月は、日本人駐在員の入れ替わりだけでも「1万人を超えている」という話を聞きました。これからEPを取得される日本人の方なら、MOM(労働省、労働局)に行って感じると思いますが、「彼らは急いで仕事をすることは全くしません」。ソコはカルチャーの違いとして認めるしかありませんが、仕事が100件あろうが、1,000件あろうが、仕事の進めるスピードは同じ。まぁ「仕事量が増えたから、ちょっと早く処理していこう!」と実行するのは、日本人、韓国人それと中国人ぐらいではないかと、感じています(偏見もたくさん入っていますかね?)。「もっと早く仕事を進めなさい!」ガツンと言いたくなりますよね・・・。

 

申請で最も気を付けなくてはいけない事は、パスポート写真のコピーです。

①パスポート写真が載った見開きのページを開き、枠がキッチリ分かる様にスキャン

②写真部分の透かし(キラキラした家紋と波線)がハッキリ映し出る様にスキャン

これ、実はとっても【重要】です。

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↑この大きさでパスポートの端がシッカリ入っている事を意識して下さい!(もちろん、顔写真の見開きページですが)

なぜなら、ワタシのパスポートコピーは出し直しを要求されたましたので(コレで、1週間ロスしています←ムダでアホみたいなロスですよね~!)。

何が悪かったかというと、①②が不十分のためという事が、DP取得時のローカルエージェントから聞いたポイントです。このローカルエージェントは経験値が豊富だったので、家族のパスポートコピーに「これは〇、これは×」とハッキリと言ってもらったので、おかげ様でキッチリ最短期間でDPは取得が出来ました。

 

聞いた話によると、6ヶ月を要したり、許可が下りなかったという例もあると。

やはり、日本人駐在員のマネジメントメンバーが複数在籍する場合、日本人から日本人への引継ぎ時は、丁寧に扱う必要がある様です。ワタシは1人のところを1人でしたので、該当しませんが。EP申請時「新任予定者がどれぐらい有能で、必要不可欠な人材である」という様なレターを先に入れておくことで、比較的スムーズに良い結果を生んだという経験談を聞きました(ワタシの会社には無縁な事)ので、参考にいしてみて下さい。

やはり、来星予定者である当事者が1番気を揉みますので、気持ち良くスムーズに新天地に移行させてあげる事が最大のサポートかと感じます。

 まぁ、無事にIPA(In Princple Approval)レターが出たら、もう悩む必要はありませんよね。とにかく「おめでとうございます」って感じですかね。

 

IPALetter発効後に、「健康診断の結果表の提出を求められますからね」と、とある日本人エージェントから言われていたので「安くてすぐ結果を出してくれるところ」という事で、Webでヒットした「MediwayMedical」を事前に調べて当てをつけていました。そして、無事にIPAレター取得後、検診を受けに行ってきました。

実はコレは、エージェントのミスリードで、ワタシの場合は健康診断は必要なかったという事が後で発覚しています。このエージェントって・・・。

実際は検診を受けに行った時に、受付で「あなたは必要ないよ」と言われたのですが、日本人エージェントの言葉を信じて、とにかく検診を受ける選択をしてしまいました(1日も早くEP・DP取得を遅らせられないという切迫した状況でしたので)。MOMでも、コレ必要ないねと言われ・・・。次回は絶対にこのエージェントを使わない事をこの時決めました。せっかくなので、検診を受けたところはコチラ↓↓

https://mediwaymedical.com/health-screening/?gclid=EAIaIQobChMI7tyhg--15gIVA5KPCh22FAE5EAAYAiAAEgIH-PD_BwE

確か「50S$」で済ませられ、翌日の夕方に結果がGetできたので何も問題はなかったのですが、検診所の最初の印象は、「ココ!?」「えっ?これで良いの?」というビックリの内容です、ホームページは立派に作られていますよ~。ただ、現場はまさに「安かろう悪かろう」。見た限り、真剣に健康診断に来ている人は誰もいません。明らかにEP用の簡易検診です。あと、勇気を出して行かれる方がいらっしゃるなら、開始時間の30分前には行っておいた方が良いです。出稼ぎ労働者と思われる人を連れた斡旋業者さんが、この日は大量に人を連れてきており、カタコトの英語も中国語も話せない人たちでしたので、検診と言うよりも、コミュニケーション自体が相当大変なため、時間が押していました。電話予約、WEB予約はできず、早いもの順ですので、こういう事態に巻き込まれないためにも、時間を有効に利用して下さい。

 

IPAレター取得後の話は、また次回に。

 

MOMのEPに関わるサイトです↓↓